社員インタビュー(2)

51歳で転職したインフラエンジニアが仕事上で大切にしている価値観とは?

こんにちは、創意ラボ株式会社 採用担当です。
今日は、51歳で創意ラボにインフラエンジニアとして転職した、佐野務(さの つとむ)さんに仕事上で大切にしている価値観についてインタビューしてみました。

佐野さんは創意ラボ株式会社でどのような役割を果たしていますか?また、どのようなプロジェクトに参加していますか?

大手SIer様の構築チームのメンバーとして、曾根田さんと一緒にSES案件へ参画しています。

曾根田さんはとてもがんばっていますが、経験が浅いので、業務上のサポートや教育、フォローが必要だと感じています。
そのため、会社において全体を見渡してヘルプが必要な人をフォローすることが、現在の私の役割だと思っています。

また、会社運営において、今まで代表の木下さんだけでやっていた部分を手助けしたりしています。
例えば、オフィス移転のレイアウトを考えたり、引越しや回線も手配したり、時にはお客様との間を取り持つことなど、状況に応じて必要なところをフォローしています。
誰かの役に立つことがうれしいので、それがインフラ屋さんの神髄だと思っています。

佐野さんが業界に入った当時と今とでは、技術的な進歩や業界の変化についてどのように感じていますか?また、業界30年の経験から、技術的な変化に対応する上で最も大切だと思うことは何ですか?

若いころは今でいうIoTデバイスみたいなものを作るような仕事をしていたのですが、「インターネットを電話のような感覚で誰しも使える世界をつくりたい」という話を仲間内でしていました。それが20年~30年経った今、現実になりましたね。
パソコンやインターネットがインフラの一部になり、特別じゃないもの、必要不可欠なもの、日常に家電を使う感覚でインターネットが使われるようになったという進化を感じますね。

ITの業界は新しいことが更新されていく業界なので、常にアンテナを立てて日々情報収集をしていくことが求められています。情報があふれている現代では嘘偽りのものも数多く出回っています。
ですので、新たな情報が出現したときに嘘偽りのものに惑わされず、いかに一次情報にたどり着くことが大切だと思っています。

技術的な変化に対応するために、新しいデバイスや技術がでてきたときには、まず実際に触れてみてやってみるということは大事ですね。

創意ラボ株式会社で働くことの良い点と悪い点は何ですか?どのような点が一番魅力的だと思いますか?

魅力は透明感でしょうか。自分の思ったことを言える、通る、やらせてくれる社風だと思います。
同僚や、SESや受託のお客様に恵まれていて、お仕事をするメンバーと「分け隔てなく意見が言える」「和やかに笑って仕事ができる」ところが魅力です。
お客様の中には、今では公私ともにお付き合いしている方もいらっしゃいますね。

何かが起こってもそんなに責められることなく仕事できる、若い人が不満をいえる、言える雰囲気をつくる努力をする、というのは木下さんの長けているところかなと思います。

検証が必要となれば会社で惜しみなく機器を購入するところもいい点だと思います。
私が若いときは自腹を切って自宅にラボを作って検証していたということが当たり前でしたが、機器が高額でしたのでとても大変だった思いがあります。
それがこの会社はありませんので、会社で購入した機器を実際に触れつつ、勉強会をしたりして新人さんの教育に役立てられるのはいい点だといえます。

あと、ベンチャーでは難しい場合が多いのですが、プライベートと仕事が分けられるところもいい点ですね。

悪い点とまではいえないかもしれませんが、懸念点としては、現在社員数が少ないので一人一人にかかる負荷が大きいところです。
そのためにも、今回の求人で入社してくれる方を増やしたいところですね。
現在はまだ経験が浅い若手の社員が多く、重めな案件ができる人があまりいないので、そういう案件が来たときは木下さんと年長組の私とで吸い上げています。

創意ラボ株式会社で働くために必要なスキルや資格は何ですか?また、どのような人物像が求められますか?

まずはコミュニケーション能力があることが望ましいですね。
コミュニケーション能力に自信がなくても、つくる努力や、やる気と熱量があったらいいですね。
また、わからないことを調べるスキルがあるといいですね。一次情報にたどり着ける検索能力は重宝されます。

欲を言えば英語に対する抵抗がないといいですね。
英語ベースの情報が多いので、たとえ英語で読み書きができなくても翻訳エンジンで変換して理解することにアレルギーがないと良いと思います。

創意ラボ株式会社の文化や価値観について教えてください。

「良い仕事をしよう」ということに尽きると思います。

良い仕事とはお客様に喜んでもらいたい、お客様の悩んでいることを解決する縁の下の力持ちでありたい。
見積りから製品まで正直に適正のものを提供していることが創意ラボ株式会社の文化や価値観ですね。
人はどうしても楽なほうに流される生き物です。
そういった人間の黒い部分がない、浄化されるような、正してくれる、創意ラボ株式会社はそういう会社ですね。

私は今までに自分が仕事でいっぱいいっぱいになると周りに悪い影響を与えてしまうタイプの人間でしたが、最近はそれがだんだん少なくなっていると感じています。

仕事自体は大変ですが社内やお客様からも助け合える雰囲気があって、安心感があるので気持ちがラクなんです。
若い人がミスしても大丈夫ように安心感をあたえられるように、私たち年長組は常に準備をしています。
今までに何度かありましたが、若い社員が業務上で大きなトラブルを起こしてしまいそうなことに気づいたときは、自分が「バン」と前に出て「バン」と謝罪(など)し、状況を整理し、お客様に状況説明し、その後引き取ることにしています。それはもう時間との勝負です。
ミスは経験値になるので、どんどん失敗していいと思っています。それができる会社ですね。

創意ラボ株式会社でのチームワークについて教えてください。佐野さんが最も協力的だと思う同僚は誰ですか?また、その理由を教えてください。

木下さんと曾根田さんでしょうか。
木下さんは普段からよく気にしてくれて、あれやこれやとアドバイスしてくれますね。
私が投げかけるたわいもない質問にもちゃんと答えてくれますね。
曾根田さんには無理難題を言っているときも多々あるのですが、ちゃんとこなしてくれて、前向きにとらえてくれることが多いので助かっています。
二人に共通するのはコミュニケーションをとろうという意思があり、どちらもよく話を聞いてくれるところですね。

ベテランエンジニアとして、若手エンジニアに伝えたいアドバイスがあれば教えてください。また、その理由を教えてください。

まずは「何事も挑戦して失敗しましょう!」ということですね。
現実は失敗できない世界ではありますが、失敗できる環境を探したり、自分で作ったりして学んでほしいです。
あと、嫌なことは嫌といえるようになってほしいですね。嫌ということもコミュニケーションのひとつですから。

最後に、創意ラボ株式会社の将来についてどう思いますか?また、将来的な展望やプランについて教えてください。インフラエンジニアとして、自社がどのように成長することを期待していますか?

木下さんのお人柄のおかげでお客様にいい人が多く、SESでも受託でもお仕事の依頼はたくさんきます。
社員数が増えればどんどん伸びる会社だと思っています。
創意ラボ株式会社は基盤がしっかりしていて、無理なく会社を大きくしているので優良企業だと思っています。

私たちはいい仕事を続けられる会社をつくりたい、職に苦労している若者の居場所を作ってあげたい、それが社員数がたとえ50人、100人になってもそういう志をもちつづけていきたいですね。

佐野さん、ありがとうございました。